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仏教経典の翻訳と文化の醸成(第1回)

日本文化のお株といえばあなたは何を想像されるだろうか?

薫 井上投稿者
コラム

言語について考える by 通訳翻訳舎

日本文化のお株といえばあなたは何を想像されるだろうか?最近であれば市場規模2兆円を超えたアニメとか、「おもてなし」など日本古来からあるコミュニケーションを考える方もいらっしゃるだろう。日本文化の懐はなかなかに深く、「お株」とはなかなか一言では表せないというのが僕の感じているところである。

世界を謳歌した電機、機械、自動車産業の核となる「カイゼン」にしろ、先ほどのアニメ、原宿などのkawaii古くから続いている歌舞伎や茶道、剣道といった大衆文化、武士文化などなど、どうしてこんなに多種多様な文化を花開かせることが日本はできたのか、そこを考えていくと一つ面白いことに思い当たる。日本は受け入れることが大の得意なのだ。

外のものを受け入れるということはとても古くから行われてきた。聖徳太子が日本近代化のために中国から官僚制度を持ち込んだのが最もわかりやすい例だろう。
そして、日本は受け入れるのも得意だが受け入れたものを独自な形に変えてしまう。日本化させるというものまた得意である。

スマホが登場するまで日本で活躍していた携帯電話はガラパゴス携帯なんて呼ばれ、海外の電話とメールしかできない携帯電話に対して着メロが作れたり、お財布ケータイ機能がついたりと独自の進化を遂げていた。

ソニーがトランジスタラジオで世界をあっと言わせ、その後ウォークマンを世界に出したのも、ホンダが世界で初めてマスキー法をクリアするCVCCエンジンを開発したのも、根底には「受け入れて独自なものにする」という日本文化独特の流儀というものがあったからに違いない。

もうすでにメイド・イン・ジャパンの製品が世界を席巻したというのは過去の話になってしまった感はあるけれど、日本製品が世界に羽ばたき出す少し前から世界に出て行き、 未だに大ブームを巻き起こしているものがある。それが仏教だ。

グーグルなどが禅の瞑想法からヒントを得たマインドフルネスを社内で行なっていることは有名だし、アップルのスティーブ・ジョブズは禅に憧れ日本で出家しようとして止められるほどの筋金が入った禅の愛好家であった。

アメリカでは数多くの仏教寺院が建設されるなど、ブームを通り越して完全に定着してしまったといっても良いのかもしれない。
そんな日本の仏教も聖徳太子が最先端の政治手法を日本にもたらす際に入ってきた異国の思想、文化であった。

しかも中国のものが日本に直接入ってきたわけではなく、日本から約6000キロも離れたインドから 楼蘭などのシルクロードの国々を通り、中国へ伝わり、そして日本へやってきた、とても遠い国の異文化だったわけである。

縁もゆかりもない遠く離れた異国の地の文化を当時の日本人はどの様に捉えたのだろうか。
552年百済の王から仏像と経典が送られ、正式に日本に仏教が伝来したのだが、日本書紀によるとこの時送られた仏像を見て何やらキラキラとしたいい顔をした像があるといった趣旨の記述があり、仏教の教えよりも仏像の方に大変惹かれた様である。

一方、仏教の教理はというとおそらく全く理解できなかったのではないか、というのが僕の見立てである。無論、日本は漢字文化圏なので漢文で書かれた文字自体を理解はすぐにできたのは間違いないだろうが、空の思想といった仏教独自の難解で抽象度が高い哲学を全くの予備知識なしに飲み込むことは大変に難しかったであろう。

だからこそ、鎮護国家として仏教の呪術的な側面に頼ったりしながらじっくりと日本文化の中に仏教を取り組んでいったのではないだろうか。新たな文化を吸収して自分のものとするのは簡単なことではないと言うのは、日本に仏教が入ってきてから600年ほどが経ち、ようやく鎌倉新仏教として独自の仏教思想が形作られたことからも理解できる。

中国とは同じ漢字文化圏であった日本でさえ、この様に仏教を取り込んで自分のものにするのに苦労と時間を要したが、インドから仏教を受け入れた中国はさらに一つ高いハードルが存在していた。

それが言葉の壁である。

【執筆者】
百武佑兼
ひとり起業家のお宝発掘コンサルタントとしてあなたのだけの「オリジナリティ」を見つけ、唯一無二のビジネスモデル構築をお手伝いします

幼少期に絵を描くことの楽しさに目覚め、オランダの国際線ファーストクラスに絵が飾られるなど、海外で高く評価されいる稲垣二郎氏のもとで中学生の時より絵を習い始め、高校生の時に地元、佐賀の県展にて表彰されるなどアートに没頭する青春時代を過ごす。

2011年より細川護熙氏のアドバイザーとして日本新党の立ち上げにも尽力した故村山幸徳先生に師事し易、仏教、気学、老荘思想といった東洋思想と心理学、経営、リーダー論などを学ぶ。

2014年から仏教の学びをさらに深めたいという思いから脱サラし仏教系の大学に入り卒業後は東洋の思想を基にした経営や行き方論をわかりやすく現代的に伝えるにはどうすれば良いか考えながらアメリカ、オーストラリアなど海外を旅する。

現在は自らのバックボーンであるアートと経営論、東洋思想を活かし、コンサルタントとして活躍している。

お客さんに「あなたに会えてよかった」と言われる、本質で生きる芯の通った起業家で溢れる世界にすることが目標

1990年佐賀県生まれ

実はミュージシャンで時々ライブバーのジャムセッションに出没してはギターを弾いている。

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